ren的…

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江東区は小池都政を終わらせるか?…

renです。

 

小池百合子東京都知事が政争の具とした事が発端となり、事態の収拾が着かなくなっている築地移転問題ですが、混迷の度を更に深めている様子です。

 

小池百合子都知事都知事選挙の際にオリンピック問題のみならず、この築地移転問題まで引っ張り出して来た時には神経を疑いましたが、長年の間混乱を極めて決着へと至ったデリケートな問題だけに、既存政治との対決軸として利用しやすいと安易に考えたのでしょう。
寝ていた子供を叩き起こした小池百合子都知事は、オリンピック関連の問題では逃げ切った感がありますが、こちらの築地移転問題では崖っぷちまで追い込まれてしまった様です。
崖から飛び降りるのも得意らしいですが(都知事選挙立候補の時の様に…)今回は国政へと飛び降りる事はできなかった様子で、希望の党の大敗をきっかけにマスコミの風向きも大逆風。
今回ばかりは政治生命の終焉を迎えている感さえあります。

 

◼️江東区の受け入れ再考。
豊洲への市場機能移転日を決定する最終会議が延期され、移転が滞る事態となった今回の混乱は、江東区による現状での移転受け入れ再考の主張が発端です。
当初の受け入れ条件にあった観光商用施設整備の見通しが立っていない事が一番の理由とされています。
豊洲の商用施設整備については「すしざんまい」グループの辞退など紆余曲折を経て「千客万来」が整備される事となってはいますが、運営会社となった民間企業の「万葉倶楽部」が事業からの撤退を検討しています。
豊洲移転が長く宙に浮き、ようやく移転が宣言されたものの、小池百合子都知事が苦し紛れに出した築地再開発案により、当初予定とは変わって築地にも同様の商用施設が整備される予定となりました。
近隣に同様の大規模な施設が開設されれば、事業の採算性に不安が出るのは当然で、民間企業としては事業撤退、東京都への賠償請求の検討も必然的に視野に入って来る事でしょう。

 

◼️築地再開発案をどうするべきか。
僕は、豊洲に整備される「千客万来」については、観光資源になるとは思えません。
温泉、ホテル施設についてはそれなりの需要があるかも知れませんが、商用施設については疑問です。築地に計画されている「食のテーマパーク」についても同様ですが、単純に観光拠点として整備された真新しい商用施設などに魅力を感じて訪れる観光客など、皆無だと思うからです。


現在の築地には、昭和の風情が残る施設に混沌とした独自の市場文化が存在します。
昔ながらの特殊な空気感、魚競りに代表される日本独自の文化に惹かれた海外観光客を中心に自然と人気を集めている訳で、訪れている観光客は作り物の商業施設などに関心を示す人々ではありません。


いずれにせよ、江東区が施設整備を要望し整備を約束した訳ですから、「千客万来」については、運営会社の万葉倶楽部が撤退する場合は、東京都が自身で運営を行ってでも約束を守る必要に迫られる事でしょう。
僕には、今回の江東区の受け入れ再検討を契機に、市場機能を残した築地再開発計画を、当初の豊洲への全面移転へと修正するのが得策と思えます。

 

小池百合子都知事の提案に基ずいた築地の再開発について概に検討が開始されている様子ですが、当初よりNHKの移転を主軸とした再開発計画が取り沙汰されて来ました。
「食のテーマパーク」等の商用施設を中止して市場機能も全て豊洲へ移す。

NHKの移転を主軸とした当初の築地再開発案へと計画を戻して、移転反対派からの批判を甘んじて受けるとしても、都議会議員選挙も既に終了しており影響は限定的です。


移転賛成派からは決断を支持され、当初の約束通りに観光商用施設「千客万来」は「万葉倶楽部」による運営で整備されて、江東区も受け入れ表明せざるを得ない流れが作れます。
混乱を招いた小池百合子都知事への風当たりは更に強まるでしょうが、既に政治的な体力は大幅に削がれており、「築地、豊洲問題」の早期終息を最優先に計るべきだと思います。

 

◼️江東区との折衝は難航を極める。
僕は、このタイミングで豊洲移転について異議を唱え始めた江東区の東京都への対応は、かなり強硬だと思っています。
背景には、先頃から話題となっている大田区江東区の埋め立て地帰属問題があり、東京都の調停案に強固に反発する大田区との調整を東京都に迫る狙いも含まれていると想像しているからです。

参照記事

mainichi.jp


このままでは、東京都と江東区の折衝は難航し、豊洲への市場機能移転の時期が明確にならないまま時間ばかりが過ぎて行く事でしょう。。
政治的に行き詰まった小池百合子都知事は、来年度予算編成を目処に辞任する可能性すら予想しています。

 

築地移転問題という複雑でデリケートな問題を自身の政争に安易に利用した小池百合子東京都知事ですが、これまでの経過を見ると収拾策を何も持たず場当たり的にここまで来た感があります。

何の責任も持たない自身のブレーンやコンサルタントに重要政策を丸投げして、のらりくらりと都政を行ってきた結果がここにあります。

 

豊洲は移す、築地は活かす」の再考が求められる重要な時期に差し掛かっていると思われます。

 

失礼します。