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教育無償化は安部政権と文部科学省の手打ちか?

renです。

安部政権が夏場の内閣改造から急に唱え始めた「人づくり革命」なるキャッチフレーズですが、なにやら唐突で「胡散臭いな…」と思っていたところ、衆議院議員選挙での教育無償化なる公約で、「そう来たか…」となった訳です。

人となりは、その人なりの興味や関心、経験など多くの要素から自身で形成して行く物で、押し付けられる物では無く、ましてや国家が作る物ではありません。
「人づくり革命」なる言葉自体に「何様だ」と反応してしまいますが、そんな上から目線が当たり前の安部政権ですので、そちらは置いておくとして、僕は消費税を増税してまでの教育無償化については、あまり賛成出来ません。
もっとも、消費税の増税は法律として存在していますので、時期が来れば増税となるとは思いますが、現在の社会保障制度自体が財源不足の状況で、新たな制度など明らかに無理筋の話ではないでしょうか?
年内に詳細が公表となる様ですので、公表されてから再考してみたいとは思っていますが…


◼️安部政権と教育改革
安部政権が第一次政権から、教育改革に熱心に取り組んで来た事は僕も承知しています。
第一次内閣で教育再生会議を設置し、第二次内閣でも教育再生実行会議が議論を重ねて、第一次政権から数えて10の提言が行われている様子です。
教育の改革に議論を重ねる事を悪いとは思いませんが、第一次内閣の政権発足時に「戦後レジームからの脱却」なる主張が取り沙汰されていた事もあり、良い悪いは別として、僕はリベラルな教育界や日教組への保守層からの圧力、戦後教育から戦前教育への回帰、と言う意図が原点との印象を拭い切れません。
第一次政権では戦後教育の見直しとして、教育基本法の改正により、いわゆる「ゆとり教育」の終了も行われており、一定の改革が行われて安倍政権の成果として認知されていますが、安倍政権の保守支持層向けの改革との印象です。
第二次政権でも、前述の通り教育改革の議論は重ねられていますが、いじめ問題への対応等、現状の改善といった印象で、第二次政権では、これまで改革とまで言えるほどの大きな動きは無かったのではないでしょうか?


◼️唐突過ぎる印象の教育無償化政策
そんな中で、今回の「教育無償化」の動きです。
確かに、教育財源については平成27年7月の第八次答申で行われていますが、約2年間放置していた内容を唐突に持ち出した印象は拭い切れません。
もっとも無償化については、教育改革と言うよりも社会保障制度の側面が強いと思うのですが、安部総理が教育問題に関して、こうして大きく踏み込んだのは、いわゆる「森友、加計問題」が真剣に追及され始めた春先以降の事です。
5月頃に行われた憲法提案の際の、無償教育の憲法への表記案。8月の内閣改造時の「人づくり革命」。そして突然の衆議院解散での「教育無償化」の争点化。
僕には、余りにも唐突に持ち出された印象のこれらの政策から、教育改革に関しての熱心な取り組みを大きくアピールする安部総理の思惑が透けて見える気がしてならないのです。
加計学園獣医学部新設について、近々認可が下りる旨の報道もちらほら見受けられます。
森友問題はともかく、加計学園問題の獣医学部新設は教育改革、規制改革の一環として「岩盤規制を突破」したのだとの言い分で押し通したい…
そんな印象を持つと、次には文部科学省への対策にも目が向いて来ます。


◼️文部科学省と官邸の手打ちか?
いわゆる「森友、加計学園問題」については、天下り問題で官邸から次官の首を取られた文部科学省の反乱が、一連の問題の背景にあると思います。
前川前次官が自ら証言を開始して以降、文部科学省内から文書のリークも半ば公然と行われる様になり、野党による問題追及に大いに貢献しました。
今回の教育無償化の政策が実現すれば、総額2兆円規模とされる予算の大半は、文部科学省や所管の学生支援機構へと振り向けられる事となるでしょう。
幼児教育に関しては厚生労働省所管の内容も含まれると思われますが、大学などの高等教育については全て文部科学省の所管です。

安部政権としては、この予算措置を行う事によって文部科学省との手打ちを行い、一連の問題の収拾を図りたい。
そんな思惑から持ち出したのが「教育無償化」なのではないでしょうか?


流れとしては、単純ですが意外とすっきりとします。
民主党の前原元代表の私案を横取りした、消費増税延期を警戒して財務省が仕組んだ等、様々な話が伝わって来ますが、あまりにも唐突な「教育無償化」政策には、こんな側面もあるのではないかと考えてしまいます。


下衆の勘繰りとの批判も多々あるかとは思いますが、それもこれも「森友、加計問題」の真相究明がしっかりと行われない事が原因です.
安部総理には、真摯な姿勢でこの問題の真相解明に取り組んでもらいたいものです。


教育無償化政策の、これからの流れに今後とも注目して行きたいと思います。



失礼します。