ren的…

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そもそも小池百合子都知事に風なんて吹いていたのか?…

renです。

希望の党」代表と東京都知事の二つの顔を持つ事となった小池百合子東京都知事ですが、衆議院選挙の惨敗に大混乱の自党所属議員から散々な言葉を浴びせられている様子で、少々気の毒になって来ました。

参照記事
www.sankei.com

今回の選挙戦での当選者のほとんどが民進党からの選挙目当ての入党組とあっては、旗色も悪いだろうと思います。
新党とは言いながらも中身は民進党となっては、新党の意味すら成さない気もしますので解党するのが一番の混乱収拾策とも思われます。

小池百合子女史も「都知事の仕事」うんぬんのアナウンスを開始している様子ですが、近々「都政に専念する」と党代表を退任(都民ファーストの会での前例の様に…)して「希望の党」とは距離を置く事でしょう。
責任論を声高に叫ぶ議員連中に追い出された「悲劇の女党首」(代表だそうですが…)の演出も忘れないと思います。
希望の党」の所属議員は左派系の穏健派が岡田前代表などの無所属の会派と一緒に民進党へと戻り(党籍は残していると言うのも不思議ですが…)、右派系の議員は、合流した前原氏と一緒に日本維新の会統一会派を作り、いずれ自民党へと吸収されて「希望の党」は消滅する事となると想像しています。

そもそも、選挙戦に小池百合子女史の看板を使いたかった民進党の悪巧みを、「野党統一候補」と言う一見すると説得力のある言葉に包み込んでの合流騒ぎでしたから、選挙終了後の分党や解党が当初から囁かれていたのは周知の事実です。

この騒ぎを、小池百合子氏や、落選して既に前衆議院議員となってしまった若狭勝氏が開催していた政治塾の参加者達は、どんな思いで見ている事でしょうか。
希望の党」独自擁立の候補者98人中、当選者1名との事で、政治家を目指していた方々は都議会議員選挙からの暗転に言葉も無い事でしょう。
そもそも政治塾などに参加して、教えを乞おうなどと考える人に、政治家は務まらないとも思いますが…

◼️都知事選挙に本当の風は吹いていたのか?
舛添要一都知事の公私混同疑惑に端を発した前回の都知事選ですが、小池百合子女史が自民党の公認を得られずに出馬し快勝してから、「小池旋風」などと小池百合子女史の勢いを風に例える報道を目にして来ました。それとは別に、いわゆる小池百合子女史を応援する有権者からの「追い風」がどれだけ吹いていたのかについては、僕は各種報道とは意見が異なります。
「既成政党が後押しする候補者への投票を避けた。」
単純にこの一言だと思っている訳です。
僕も舛添要一前知事の振る舞いを傲慢な態度と受け止めましたが、それを許して来た都政の風潮や土壌の熟成には、都議会を運営して来た既成政党にも多分の責任があります。
そんな中、知名度もあり、政治経験の長い小池百合子女史が批判票の受け皿に丁度良かった。所詮、その程度の話で、小池百合子女史への「追い風」と言うよりも、既成政党への猛烈な「向かい風」のみだと思っている訳です。

◼️都議会議員選挙での圧勝の要因
夏場の都議会議員選挙での「都民ファーストの会」圧勝についても、都知事選挙と同様に、単純に既成政党への批判票の回収に成功した小池百合子女史の幸運と考えています。
いわゆる「築地問題」の百条委員会の開催や都議会自民党との対立など、改革派で都民に顔を向けている知事を演出していた小池百合子都知事ですが、東京オリンピックの開催費用圧縮にも特段成果は無く、築地問題の迷走など、掻き回しては放置する手法に批判が高まっていたのも事実です。
目立った成果もなく、苦し紛れに「豊洲も築地も…」と実も蓋もない折衷案を出していましたが、選挙直前のこの政策が評価されたとも思えません。

国政とは切り離したかった都議会議員の思惑とは裏腹に、国政での「森友、加計問題」や「豊田暴言騒動」など与野党問わず、既成政党への批判が反映されたのが実情なのではないでしょうか?

◼️そもそも小池百合子女史とは?
僕の小池百合子都知事への印象は、「時代を過ぎた政治家」です。タレント議員の先駆け的存在で、小泉政権時代を最後に表舞台から去り、「エコだハウス」でのんびりと隠居生活を送る政治家。そんな印象の小池百合子女史が、都知事選挙へ名乗りを挙げた時には、最後の名誉職で良いのではないかとすら思っていました。
信念を持ったやり手の政治家と言うよりも、権力に寄り添う事を好む政治家。
長年、政治の世界に身を置き、既存の政治の恩恵を多分に受けて来た政治家で、改革派を気取るのには無理があると思っています。

◼️自民党東京都連の権力闘争?
対立を演出した自民党東京都連衆議院議員として在籍し、都議会議員では無いにせよ、都議会の内情や都政の実情は把握し関わりはあったはずです。
都議会与党であった自民党を手助けし、応援も受けていたはずで、手の平を返した様な都議会自民党批判は、節操の無い振る舞いとしか思えません。
そんな冷めた目で見ていたので、都知事選挙からの一連の流れは、自民党内の権力闘争にも見えてしまいました(進退伺いのまま党籍は長らく残されていました)

そんな小池百合子女史を看板に使いたがる、若狭氏や細野氏、前原氏を代表する民進党の神経が理解出来ずにいましたが、選挙戦開始からの「希望の党」の人気の無さには「やはり…」といった印象です。
「排除と言う言葉…」うんぬんの敗因が語られていますが、そもそも既成政党が抱きついた新党が、既存政治に対する批判票の受け皿になるはずもありません。
選挙結果は必然だった様に思えます。

やはり小池百合子女史に風(追い風)なんて吹いていなかったのではないでしょうか?

晩節を少々汚してしまった感のある小池百合子女史ですが、都知事として良い成果を見せて貰いたいと思います。

今回の衆議院議員選挙でポピュリズムに訴える政治が、そんなに通用していない実情を見れた気がして、ちょっと安心しています。

失礼します。